「「見る」とはどういうことか」 [読書]
「「見る」とはどういうことか」(藤田一郎著)を読んだ。この本は、「見る」ことに関する脳の働きをわかりやすく示そうとした本である。様々な錯視を紹介し、見ると言う行為は脳の働きであることを示したり、脳の一部の働きが壊れた人たちの調査から得られた、脳の各所の見る行為に対する働きを示している。また、サルを使った実験から得られた脳の働きなど、面白い話しがいろいろと紹介されている。最後の二章は、著者の専門領域で、なかなかわかりづらいが、研究のダイナミックさは伝わってくる。後ろ二章を除けば誰でも楽しく読めると思う。
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