SSブログ

「脳内復活」 [読書]

 「脳内復活」(グレッグ・D. ジェイコブス 著)を読んだ。邦題は、昔サンマーク出版から出ていた本に似た名前がついているが、原題は"THE ANCESTRAL MIND"であり、この本の中では、「太古の心」と訳されている。この本では、まず、「太古の心」の経路が網様体(覚醒状態を調整)→視床(情報の交通整理)→扁桃体(警報を発する)→視床下部(警報を全身に広める)であり、人間はそれに「考える心」が加わっていることを示している。そして、人間の「考える心」による、「太古の心」を押さえ込んでストレスを生み出す仕組みを説明している。そして後半は、『太古の心」を復活させる方法をいろいろと示している。「考える心」が生み出す悲観的な考えを小さくする方法や、笑い、人との触れ合い、一人でいる時間の勧めなどである。

 「太古の心」の復活方法は、東洋医学、呼吸法、ヨガなどと近く、東洋人には受け入れやすい話しである。ただし、この本が説明すべき、「太古の心」と「考える心」の脳科学的な話しが、それほど詳しくないのが残念である。この本の説明だけでは、本当にそうなのか?との疑問が少し残った。


脳内復活―脳科学がたどりついた「幸福」の原点


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。