竜王戦第四局

　今年の3月に妻がジブリで偶然会った渡辺竜王であるが、羽生名人の挑戦を受けている竜王戦で三連敗してピンチである。で、四戦目は劣勢をひっくり返して勝利した。

　勝因は、竜王の奥様の檄だと思う。

「竜王戦、渡辺竜王が羽生名人に勝ち１勝３敗に」

「バイオガソリン販売始まる、首都圏50スタンドで」

　「バイオガソリン販売始まる、首都圏50スタンドで」

　「バイオガソリン」と称しているが、エタノールから合成したETBE（エチル-tert-ブチルエーテル）を7％混合したガソリンである。ちなみに、私の予想ははずれ、レギュラーガソリンに混合されることになっている。

　今回の試験販売の「バイオガソリン」は、新日本石油根岸製油所から出荷されている。また、ETBEは全量フランスから輸入している。ガソリンの2割に導入される場合は、ETBEを全量輸入は難しいので、自社の製油所で製造する石油会社も出るであろう。

バイオマス燃料　石油業界、２０１０年度導入
バイオマス燃料　石油業界、２０１０年度導入 ガソリン需要の２割に
　石油精製と元売り会社で構成する石油連盟は十八日、環境対策として二〇一〇年度からガソリン製品の需要の約二割を、バイオマス燃料と石油系ガスのイソブテンを合成するガソリン基材「ＥＴＢＥ」を混ぜて生産する方向で検討することを決定したとのことである。
石油連盟プレスリリース

　ちなみに、ガソリンの2割に対して、バイオエタノール換算でで3％入れる予定なので、ガソリン全体の0.6％がバイオエタノール相当になる。（つまり、0.6％は地球温暖化に寄与しないとみなされる）。

　ちなみに、ETBE導入にあたって、「業界全体で一千億円単位の費用がかかる」と石油連盟会長は言っている。一方で、経済産業省の審議会である、「総合資源エネルギー調査会石油分科会石油部会燃料政策小委員会ＥＴＢＥ利用検討ワーキンググループ」の第４回ワーキングでは、ETBEの経済性分析を発表しており、ETBE製造コストが低いと見積もられる10製油所でETBE　82万キロリットルを製造するのに必要な設備投資額は322億円と推定している。石油連盟が発表したETBE製造量が84万キロリットルであり、ワーキングでの想定量とほぼ等しい。では、石油連盟の会長が言っている、一千億円単位の費用とは、何なのだろうか？

　あと、おそらく、ETBEはハイオクガソリンに入れるであろう。なぜなら、ETBEはオクタン価が高く、かつ、沸点が低いから、ガソリンの性能向上に寄与するのである。そうすると、ハイオクガソリンを作るための石油精製コストが下がると思われる。そちらの寄与分は計算しているのだろうか？

「渡辺竜王がコンピューター将棋王を下す」

　「渡辺竜王がコンピューター将棋王を下す」

　コンピュータ将棋プログラムはbonanza。制作者の保木邦仁氏は量子化学・理論化学を専門とする化学者で、将棋はルールくらいしかしらないそうだ。チェスソフトのアルゴリズムと、量子化学の計算手法を用いて開発したそうだ。

「あるある大事典」打ち切り

「あるある大事典」打ち切り

　司会者の堺正章に「さらば「あるある」」を熱唱して欲しい。「悪いのは僕の方さ、納豆じゃない〜」

　ちなみに、二回目の離婚後、堺正章がNHKで「さらば恋人」を涙流して熱唱していたとの話を聞いたが、ほんとうだろうか？

「年賀状の遅配、苦情２割増 郵政公社「遅出しのため」」

　私は年賀状はあまり出さないし、そんなに受け取ったりしない。それでも、年賀状がここ数年、配達が遅れてきていることはわかる。で、年賀状が来るのが遅いとの苦情が増えてきているようだが、それに対する郵政公社の言い訳が「年賀状を出すのが遅くなってきたから」とのことで、客に対して申し訳ないとか、改善しようという気はさらさらないようだ。

http://www.asahi.com/life/update/0114/009.html

　独占を維持しつつ、民営化を進めると、利益を上げるためにサービスの質を下げる方向に進める典型例である。年賀状が負担なのなら、新規参入を容認すれば良い。

「『もし私がやったとしたら』Ｏ・Ｊ・シンプソンさん」

「『もし私がやったとしたら』Ｏ・Ｊ・シンプソンさん」

　　O・J・シンプソン事件、今でも我家で持ち出される。「O・J・シンプソンが無罪なのだがから、俺はもっと無罪だ」と良く使うのだ。　この事件、陪審員制度（裁判員制度）の問題としても、良く引き合いに出される。

「元「フォークダンスＤＥ成子坂」村田渚さん急死」

「元「フォークダンスＤＥ成子坂」村田渚さん急死」

フォークダンスＤＥ成子坂が解散していたことも知らなかったが、学生時代、彼らのドラえもんネタをマネしていただけに、驚いた。ご冥福をお祈りします。

もう一つのセントルイスvsデトロイト

　ことしのワールドシリーズ　セントルイスvsデトロイトは、セントルイスが勝利し、チャンピオンになった。

　そして、もう一つのセントルイスvsデトロイトもセントルイスが勝利した。米国一危険な都市に認定されたのだ。二位はデトロイト。

　ちなみに、デトロイトはSAE (Society of Automotive Engineers)のWorld Congressが毎年開かれ、自動車関係の研究をやっている人は訪れることが多い。そして、ダウンタウンの廃墟を見て驚く。それよりも危険な街だから、どの程度恐ろしいのか、想像がつかない。

　

「西洋史研究・比較文明論…木村尚三郎氏が死去」

　「西洋史研究・比較文明論…木村尚三郎氏が死去」

　帰りの飛行機の中の新聞で知って驚いた。トロントで、西洋史からエンジン燃焼に移った佐藤さんに、「木村尚三郎を知っているか？」と聞いていたからだ。

　木村先生は、私が学部1、2年時代に、全学ゼミナールを開いており、それに三期参加していた。また、西洋史の授業も取っていて、いろいろと思い出深い。（とは言っても、西洋史の授業で覚えているのは、「バラの花は、女性のナニの象徴なんですね」と先生が下ネタを言ったことだけであるが）。ご冥福をお祈りします。

「メープルシロップ：愛用者、増えてます 菓子で人気広まり、カナダ産の輸入急伸」

「メープルシロップ：愛用者、増えてます　菓子で人気広まり、カナダ産の輸入急伸」

　メープルシロップ、再来週、購入することになっている。トロントで。