持株スワップ [思いつき]
多くの上場企業は従業員向けに持株会を運営しており、給与天引きで株を購入できるようになっている。そして、購入に際して数%の奨励金を出す会社がほとんどである。
このように、持株会による株購入は利点もあるのだが、財産形成の面では問題がある。それは、会社が不振のときには、給与の面で打撃が来る上に、財産である株式も価値が低下するため、会社が不振時のリスクが高いのである。
そこで、持株のメリットとリスクヘッジができる方法を思いついた。それは、別の会社の持株会と持株スワップを行えるようにすることである。例えば自動車会社は輸出産業であり、円高では利益が減るリスクがある。一方で、電力会社のような、燃料を輸入してくる会社は円高ではコストが減る。そこで、自動車会社と電力会社の持株会をスワップし、自動車会社が電力会社の持株会で株を積み立てられるようにして、逆に電力会社が自動車会社の持株会で株を積み立てられるようにすれば、リスクヘッジと財産形成/安定株主形成の両立ができるのである。
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